この記事で分かること

  • 契約者・被保険者・受取人という3つの立場の違い
  • 主契約と特約の関係、そして3種類の「期間」の読み分け方
  • 契約1件につき書き出しておく8項目

証券は読みにくいだけで、見る場所は決まっています。金額より先に登場人物と期間を確認すると、契約の全体像がつかめます。

この記事の立場

特定の保険商品をすすめる・否定する記事ではありません。 「この保障は必要/不要」といった判断も行いません。 書類のどこに何が書いてあるかを整理し、自分で内容を把握できる状態にすることが目的です。

手順1:誰の契約かを確認する(3つの立場)

最初に確認するのは金額ではなく、登場人物です。ここを取り違えると、以降の理解がすべてずれます。

欄の名前意味
契約者契約を結び、保険料を払う人。契約内容を変更できる立場
被保険者保障の対象になる人。この人に何かあったときに支払いの対象になる
受取人保険金・給付金を受け取る人

3つが同じ人であることも、別々であることもあります。 結婚・離婚・相続などで受取人の指定が実態と合わなくなっていることがあるため、 現在の指定が意図どおりかを必ず見てください。変更の可否や手続きは保険会社に確認します。

手順2:保険の種類と、主契約・特約の関係を見る

1枚の証券に見えても、多くの契約は「主契約」と、それに付けた「特約」の組み合わせでできています。 主契約が土台で、特約は土台に乗せている追加部分、という関係です。

特約は種類が多く、契約時に「一式」で付いていることがあります。 特約の一覧を書き出すと、自分が何に備えているつもりなのかが見えます。 なお、特約だけを外せるかどうか、外した場合に何が変わるかは商品によって異なるため、保険会社への確認が必要です。

手順3:金額の欄を「支払う額」と「受け取る額」に分ける

証券には金額が複数出てきます。混ざりやすいので、次の2種類に分けて読みます。

区分証券でよく使われる言い方見るときの注意
払う額 保険料 月払い・半年払い・年払いのどれかを必ず確認する。年払いを月額と勘違いすると12倍ずれる
受け取る額 保険金額、給付金額、日額など 「1回いくら」なのか「1日あたりいくら」なのかで意味が変わる

家計の書き出しに使うのは月額に直した保険料です。 年払いの契約は12で割って、ほかの費目と同じ土俵にそろえます。

手順4:期間の欄を3つに分けて読む

もっとも見落としやすいのが期間です。似た名前で意味が違う欄が並びます。

とくに確認したいこと

保険期間が「○年」「○歳まで」となっていて、かつ更新がある契約の場合、 更新時に条件が変わることがあります。次の更新時期と、そのときの扱いは、 証券だけで分からなければ保険会社のマイページや窓口で確認してください。ここは推測で埋めないでください。

手順5:解約や変更に関わる欄があるか見る

商品によっては、解約時に戻るお金の有無や、契約者が使える手続きの案内が記載されています。 該当する欄がある場合は、あることを確認するだけにとどめ、 金額の見込みや有利・不利の判断はここではしません。時期や契約状況で変わるためです。

実際に解約・減額・払済などを検討する段階になったら、 必ず契約している保険会社に、その契約の現時点の条件を照会してください。

書き出す用のチェック項目

契約1件につき、次の8項目が埋まれば、内容の把握としては十分です。

ここまで揃うと、保険料を見直す前に確認することで挙げた 「重複していないか」「家族構成の変化と合っているか」の確認に進めます。

証券を読んで金額が分かったら、ほかの固定費と並べてみると全体の位置づけが見えます。 いま優先して確認すべき費目がどれなのかを、順番として示します。 登録不要・入力した数字は送信されません。

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まとめ

  1. 各保険会社が契約者へ交付する保険証券・約款・契約内容のお知らせ(様式・名称は会社および商品によって異なります)
  2. 生命保険協会 https://www.seiho.or.jp/(契約内容に関する相談窓口の確認先)
  3. 金融庁 https://www.fsa.go.jp/(金融サービス利用者相談室の確認先)

証券の様式・欄の名称は保険会社や商品によって異なります。本記事では一般的に共通する項目のみを扱い、 特定の商品の記載内容や、解約・変更による損得の判断は行っていません。 個別の契約内容は、契約している保険会社にご確認ください。

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この記事のあとに読むと、判断がつながります。